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「100 pips no repaint」インジケーターとは？
外国為替市場（FX）は、世界中の通貨を取引する場であり、非常にダイナミックな環境です。この市場では、為替レートの変動を利用して利益を得るために、多くのトレーダーが様々なツールや指標を使用しています。その中でも「100 pips no repaint」という複数のインジケータによるトレーディングシステムは、FXトレーダーにとって特に注目に値するツールの一つです。
「100 pips no repaint」とは、FX取引における価格の動きを分析し、トレーダーに買いまたは売りのタイミングを示唆するために設計されたテクニカルインジケータによるシステムです。このインジケータの特徴は、その名前が示す通り、価格の変動に敏感に反応しつつも、過去のデータを「リペイント」（再描画）しないことにあります。リペイントとは、過去の市場データを基にしたインジケータのシグナルが、後から変更されることを意味し、これがないことは、より安定したトレーディング戦略の構築に役立ちます。
このインジケータは、MetaTrader 4（MT4）という人気の高い取引プラットフォームで利用可能であり、多くの通貨ペアに適用可能です。時間枠としては、5分足（M5）以上の時間枠での使用が推奨されています。これにより、短期的な取引戦略であるスキャルピングだけでなく、中長期的な取引戦略にも適用することが可能です。
「100 pips no repaint」の主な特徴と利点:
「100 pips no repaint」インジケータは、そのシンプルさと効果的なトレーディングシグナルにより、FX市場での取引を行うトレーダーにとって魅力的なツールです。以下は、このインジケータの主な特徴と利点を初心者にも理解しやすいようにまとめたものです。
- リペイントなし: このインジケータの最も重要な特徴は、その名前にもあるように「リペイント（再描画）」しないことです。リペイントとは、市場データが変化するとインジケータの過去のシグナルが変更される現象を指しますが、「100 pips no repaint」では、一度表示されたシグナルは変更されません。これにより、トレーダーはより信頼性の高いデータに基づいて判断を下すことができます。
- 多様な通貨ペアへの適用性: このインジケータは、ほとんどの通貨ペアに適用可能です。これは、トレーダーが好きな通貨ペアを選んで取引する自由を持てることを意味します。
- 幅広いタイムフレームでの使用: 5分足（M5）以上のタイムフレームに対応しており、スキャルピングからデイトレーディング、さらにはスイングトレーディングなど、様々なトレーディングスタイルに適応します。
- 使いやすさ: MetaTrader 4（MT4）プラットフォームで簡単に使用できるため、初心者でも容易に取引戦略に組み込むことができます。
- トレーディングシグナルの明確さ: 「100 pips no repaint」は、買いまたは売りのシグナルを明確に示します。これにより、特に初心者のトレーダーは、市場の機会を見逃すことなく、タイムリーに取引を行うことができます。
これらの特徴と利点により、「100 pips no repaint」はFX市場での取引において有用なツールとなっています。トレーダーがこのインジケータを利用することで、市場の動向をより正確に捉え、効果的な取引戦略を構築する手助けをすることが期待されます。
１日あけたスクリーンショットの比較です。リペイントしていません
「100 pips no repaint」のダウンロードとインストール
「100 pips no repaint」は多くのサイトで無料で配布されています。下記にダウンロード可能なフォーラムやサイトをいくつか掲載しておきます。
- https://www.forexfactory.com/thread/post/12506189#post12506189
- https://fxprosystems.com/100-pips-no-repaint-binary-options-system/
- https://www.metatrader4indicators.com/2019/11/100-pips-no-repaint.html
MetaTrader 4（MT4）にインジケータをインストールします。
ext4の３つはMQL4の「Indicators」へ、tplは「templates」へコピーします。
インジケーター
- 100pips Momentum.ex4
- 100pips Power.ex4
- 100pips Trend.ex4
テンプレート
- 100 PIPS NO REPAINT.tpl
100pips Momentumのパラメーター
３つのファイルのうち、パラメーターがあるのは「100pips Momentum」だけです。
設定はデフォルトのままで変更する必要はありません。色関連は３つとも変更可能です。
矢印が出たときのサウンドはONになっています。
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シグナルの読み方
「100 pips no repaint」は、市場の動きに基づいてシグナルを提供します。
シグナルは、通常、矢印や色の変化で示され、これにより買いまたは売りのタイミングが分かります。
- 買い: 矢印と移動平均線が上向きで、すべてのインジケーターが青色
- 売り: 矢印が移動平均線が下向きで、すべてのインジケーターが赤色
デイトレードで使う場合
テクニカル分析のフィルターを通して、エントリーポイントを限定する使い方です。
買いのエントリー例 USDJPY 15分足
買いのエントリー例 AUDJPY 15分足
売りのエントリー例 USDJPY 15分足
売りのエントリー例 GBPUSD 15分足
買いのエントリー例 GBPAUD 1時間足
売りのエントリー例 GBPAUD 1時間足
「100 pips no repaint」インジケータは、市場の動きを捉え、適切な取引機会を見つけるのに役立つツールです。しかし、どのようなインジケータも100%の正確さを保証するものではないため、他の分析手法と併用し、慎重に取引を行うことが重要です。また、市場の動向に応じて戦略を柔軟に調整することも、成功の鍵となります。
スキャルピングで使う場合
ここからは、他のテクニカル分析を一切考慮せず、「100 pips no repaint」シグナルのみを用いてスキャルピングを行った場合の検証結果になります。ダウンロードリンクの2番目または3番目のファイルには、タイマー機能付きのインジケーターも含まれています。これはスキャルピングを行う際に非常に便利です。
ルール
- 5分足を使用。（今回のテストはUSDJPY AM8:00〜16:00まで）
- 矢印とシグナルの色すべてが揃った次の足の開始値でエントリー。
- エントリーした次の次の足（2本目）の終値で決済。
- 損切りは直近の安値や高値付近か、10pipsなどに設定しておく。（今回はそこまでの逆行はなし）
エントリーポイントは縦の破線で示され、勝ちトレードは緑の破線で表示しています。
スプレッドはチャートの数字には含まれていません。数値の単位はpipsです。
USDJPY 5分足 2024年2月26日
トレード +1.8pips スプレッド 1.1 x 6回 = -6.6 合計 -4.8pips
USDJPY 5分足 2024年2月27日
トレード +6.5pips スプレッド 1.1 x 4回 = -4.4 合計 +2.1pips
USDJPY 5分足 2024年2月28日
トレード +2pips スプレッド 1.1 x 6回 = -6.6 合計 -4.4pips
USDJPY 5分足 2024年2月29日
トレード -8.6pips スプレッド 1.1 x 2回 = -2.2 合計 -10.8pips
USDJPY 5分足 2024年3月1日
トレード +13.7pips スプレッド 1.1 x 5回 = -5.5 合計 +8.2pips
USDJPY 5分足 2024年3月4日
トレード +9.3pips スプレッド 1.1 x 7回 = -7.7 合計 +1.6pips
USDJPY 5分足 2024年3月5日
トレード +1.5pips スプレッド 1.1 x 4回 = -4.4 合計 -2.9pips
USDJPY 5分足 2024年3月6日
トレード +40.9pips スプレッド 1.1 x 8回 = -8.8 合計 +32.1pips
USDJPY 5分足 2024年3月7日
トレード +42.6pips スプレッド 1.1 x 5回 = -5.5 合計 +37.1pips
USDJPY 5分足 2024年3月8日
トレード +3.7pips スプレッド 1.1 x 7回 = -7.7 合計 -4.0pips
2024年2月26日〜3月8日まで10日間の合計
勝ちトレード ＋81.1pips
負けトレード -26.9pips
合計 +54.2pips
今回の計算ではスタンダード口座の平均スプレッド（1.1）を基にしていますが、プロ口座のスプレッドを使用し、キャッシュバックを考慮に入れれば、結果はさらに改善されるでしょう。実際には、長時間にわたって監視を続けるのは困難ですが、複数の通貨ペアをトレードすることで、より短い監視時間で済むようになります。
「100 pips no repaint」を紹介している海外の記事
「100 pips no repaint」についてのユーザーからのフィードバックはさまざまです。一部のユーザーは、このインジケータの使用に感謝しており、その効果を肯定的に評価しています。例えば、FXProSystemsでは、ユーザーからの肯定的なコメントが見られ、特にインジケータの使いやすさと信頼性に対する満足度が高いことが伺えます。
- https://fxprosystems.com/100-pips-no-repaint-binary-options-system/
- https://forexwikitrading.com/wiki-trading-systems/100-pips-no-repaint-forex-scalping-indicator/
- https://www.metatrader4indicators.com/2019/11/100-pips-no-repaint.html
- https://www.youtube.com/watch?v=ALogWNI1X7M&ab_channel=MT4Systems
これらの情報から、ユーザーの経験はさまざまであり、インジケータの使用には個々のトレーダーの知識や戦略が大きく影響することがわかります。また、いくつかのポジティブなフィードバックがありますが、トレーディングシステムに組み込む際には、他の分析方法との組み合わせやリスク管理の観点からも注意深い検討が必要です。
